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Dr.アイの悩み相談室 file09

file09:納得解が実現可能性を高める!

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相談者:コツコツ働く草食型会社員

  • 私はこれまでIT技術者として専門分野の仕事をコツコツやってきました。最近新しいプロジェクトが立ち上がり、いきなりチーム・リーダーになってほしいと言われました。そもそもリーダーは何をしたらいいのか、リーダーシップとは何なのか漠然としていてよくわかりません。リーダーに求められる役割も広くて、ぼうぜんとするばかりです。


    先生、何か良いアドバイスをお願いします。

回答者:Dr.アイ

  • 突然チーム・リーダーを任命されたコツコツ働く草食型会社員さんの戸惑いはよくわかります。
    世間でよく言われているリーダーという言葉には、目標管理、自己管理、タイム・マネジメントなどたくさんの要素が含まれています。必要な行動は、人や組織、その時によっても様々です。そのすべてを今ここで検討することはできませんが、要点について考えてみましょう。


    ダイナミックに変化する時代、答えは結果でしか表せない
    最近は、環境がダイナミックに変わってしまい、過去からの連続ではない世界になってきました。今まで誰も経験したことのない出来事が頻繁に発生しています。過去の経験や知識が、必ずしもこの時代を理解し乗り切ることに役立つとは限りません。誰も確信が持てないし、正解もわかりません。正解は結果でしか示せないことになります。
    このような混沌とした時代に求められるリーダーの資質とは何でしょうか。そういうところから考え直してみる必要があります。


    自分が納得し、相手も納得する“納得解”を探せ
    一般的なリーダーのイメージとして、目標を定め、人を配置し、スケジュールを決め、会議を開き進捗を管理するなどという一般的なものがあります。他に大切なことはないでしょうか。
    それでチームのモチベーションが上がるでしょうか。リーダーとして、チームの生産性を上げるには、何が必要で、何をしなければならないか、自分なりによく考えてみましょう。
    そこに決まった答えはありません。ただ、私の経験から言えることは、自分が納得して設定した目標は実現可能性が飛躍的に高まるということです。それはチーム・メンバーにも当てはまります。この共通して納得できる要素のことを、私は「納得解」と呼んでいます。チーム・リーダーとして、自分流の「納得解探し」の方法を発見することができたらすばらしいとは思いませんか。


    情報と“想い”を受け取ってこそ本当のコミュニケーション
    指示・報告・検討・実行と、どの局面においてもコミュニケーションは、チームワークの要です。話し手がいい話をしていると思っても、実のところ話の価値は聴き手が評価するものです。
    一方、聴き手は単に相手から情報だけを受け取るだけでは、本当に聴いたことになりません。話の中には、必ず相手の“想い”が込められているはずです。この情報と“想い”を受け取ってはじめて、本当のコミュニケーションになります。


    これはまったく当たり前の話なので、リーダーとしては実際にどういう行動を取ればいいのかわからないかもしれません。しかしそこにもまた、決まった答えはありません。自分に合った方法を見つけるまで、実践し経験を積み重ねてください。
    ところで、「生産性を高めるリーダーシップ」という研修コースがあります。私も講師の一人です。これは2日間の研修で、リーダーに必要な主要な内容を学習します。


    このコースの最大の特長は、チーム演習にあります。違った会社から来た受講生同士がチームを作り、交流を深めていきます。そこでは本音の切実な話が飛び交います。講師からもそこでしか語れない体験談が飛び出します。最後はチームで8週間の仮想プロジェクトに挑戦し、リーダーとしての判断やコンセンサスの形成を体験します。
    参加者からは、「リーダーとして何をしたらいいのかわからない状態で参加したが、手がかりがつかめた」、「職場から切り離された環境で研修に専念できた」、「他の受講生と本音で語り合うことができ、様々な視点で考えることができた」、「参加者からも講師からもおもしろい話がたくさん聞けた。とにかく楽しかった」という感想が寄せられています。

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