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Dr.アイの悩み相談室 file07

file07:自分と他人の常識が違うことに気づけ!

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相談者:熱血アイデアマン

  • 私は営業企画部に所属する29歳の企画マンです。お客様に提案するサービスを企画する仕事で、やりがいもあり自信もあるので、バンバン新しい企画を出しています。周りからも熱血漢と呼ばれています。
    ところが、上司の課長が妙に細かい人で、ホトホト困り果てています。この数字の裏づけはどうなっているんだ?とか、これがだめだったときの代替案はどうするんだ?とか、過去3年間のデータを分析しろ、とか。果ては企画の根幹に関わらないところまで、細かくチェックして根拠を求めるのです。そして、いつも最後のセリフは、裏づけのない企画は決裁しない、です。
    スピードが大切な昨今、いちいちデータを分析したり、根拠を探したりしている間に、ライバル会社に出し抜かれてしまいます。それなのに重箱の隅をつつかれまくる毎日で、私は爆発寸前です。


    先生、何か良いアドバイスをお願いします。

回答者:Dr.アイ

  • 熱血アイデアマンさん、モチベーションが高く、やる気マンマンの方で、仕事にも一生懸命取り組んでいらっしゃることがよくわかります。ご相談の内容を拝見しましたが、私からは人間関係にとって大切ないくつかの考え方をアドバイスしたいと思います。


    好き嫌いではなく、人の行動パターンで判断しよう
    人には誰でも知らず知らずのうちに身につけた行動パターンというものがあります。あなたにも、あなたの上司にも独自のものがあります。人は自分の行動パターンは自分では当然のことと思っていますが、他人から見るとそれはその人の行動パターンとはまったく違うものなのです。
    あなたの上司の行動パターンも、あなたから見れば“非常識”かもしれませんが、上司は自分ではとても“常識”的な行動をしていると思っているはずです。逆に、上司から見ればあなたの行動のほうが“非常識”と映っているかもしれません。


    自分の常識と他人の常識とは違う。そのことに気付くことが、解決の第1歩だと思います。たとえ相手が上司であっても、自分の常識をもってあなたに業務上の指示をしていることに変わりはありません。 では、相手は無意識にどんな行動パターンを取っているのでしょうか?それを一度考えてみましょう。


    相手に受け入れられやすい方法を考えてみよう
    多くの人が好き嫌いという自分の価値観で判断しがちです。それを取り払って、客観的に相手を分析してみましょう。相手がどういう行動パターンを取っているか、どういう対応がその人にとって受け入れやすいのか、一度じっくり考えてみませんか。考えていく中で、きっと「だから課長はデータや根拠を求めるんだ。じゃあ、私がこうすればうまくいくだろう」ということがわかってくるに違いありません。


    イライラするだけでは何も解決しません。相手がなぜそういう行動を取るのか、自分の対応方法として、もっといいやり方はないのか、そういうことを考えてみることが大切です。そこからきっと何かが見えてくるはずです。


    自分のスタイルを保ちながら、相手に行動で対応することで人間関係が改善する
    相手の行動スタイルに合わせるということは、自分自身のスタイルをコロコロと変えるということではありません。自分の考えや信念を保持しながら、相手の態度を理解する、相手が受け入れやすいように自分の行動を少し変える。そういった行動の積み重ねによって、きっとあなたと上司の人間関係は改善し、企画も滑らかに進んでいくものと思います。
    ところで、私が担当している研修コースでは、様々なスタイルの方たちと楽しく交流しながら、自分と他人の行動スタイルについて理解を深めています。立場も様々で、一般社員も管理職の方も参加されています。


    スタイル別の行動を撮影したビデオを見て、どういうパターンがあるかを勉強したり、自分の周りの5人に依頼したアンケートから作成した、自分自身の行動パターンの分析結果を知ったりして、理解を深めています。意外な発見がたくさんあります。 実際に参加していただいた方からは「とにかく楽しかった。自分の行動パターンに気が付き、人からどう見られているかよくわかった」という感想をいただいています。
    あなたの悩みを解決するために、いっしょに考えてみませんか?

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