現代のビジネスでは、AIツールをはじめとするIT技術が業務の自動化と効率化を推進し、注目を集めています。これらの技術は素晴らしい「ツール」ですが、ツールを使いこなすためには、考える力(ビジネス思考力)=ビジネス思考法を基礎としたヒューマンスキルの向上が不可欠です。全てのビジネス思考法の根底にある3つのビジネス思考法「トリプルシンキング」を学習する機会は意外と少ないのではないでしょうか。新しい視点からビジネスパーソンとしての能力を向上させ、変動するビジネス環境への対応力を獲得しましょう。
3つのビジネス思考法は相互に補完し合う関係性があり、それぞれが独立・対立する概念ではありません。たとえばロジカル・シンキングをベースとして、クリティカルシンキングとラテラルシンキングを組み合わせることにより、質の高いアイディアをアウトプットできるようになります。また、これを相手に論理的に伝えることもできます。
ロジカル・シンキング
- なぜそう言えるか?-
さまざまな情報を見極め、論理的に整理し、分かりやすく人に伝えて説得するロジカル・シンキング。前例が通用せず答えのない今の時代のビジネスにおいて、あらゆる立場の人に求められているスキルといえるでしょう。
クリティカル・シンキング
- 本当に正しいか?-
健全な批判的精神で情報に対峙し、その本質や背景、前提までを論理的に読み解くための思考法です。問題解決、仮設検証、企業分析、戦略立案、財務分析、マーケティングなどさまざまなビジネス活動の基礎知識として用いられます。
ラテラル・シンキング
- 他の方法はないか?-
斬新かつ革命的なアイディアを導くビジネス思考法のひとつです。DX推進の必要性やイノベーションがあらゆる業界や企業に求められているいま、あらゆる事業で必要とされているのがこのラテラル・シンキングです。
情報の整理はうまくできているが、前提のズレや思い込みによって間違った結論を出してしまう・・・
→ロジカル・シンキングは強化されているがクリティカル・シンキングが不足している
今ある前提や思い込みを排除して考えようとしているが、新しいアイディアがなかなか出てこない・・・
→クリティカル・シンキングは強く意識されているが、ラテラル・シンキングが不足している
今までと違う角度から考え、新しいアイディアを思いつくことができるが、それらをうまくまとめられず、整理した結果に漏れやダブりが生じてしまう・・・
→ラテラル・シンキングはできているが、ロジカル・シンキングによる情報の整理が不十分
飯嶋 史紘 Iijima Fumihiro プロフィール ヒルトングループ北米地区の営業・マーケティング業務や新規事業プロジェクトに従事後、デロイトトーマツコンサルティング等のコンサルティング会社を経て独立。組織変革・開発支援の他、人事制度設計や人材コンピテンシー調査等のリサーチ系業務の実績を有する。また、新入社員、中堅社員、管理職に対して、各階層で必要とされるビジネススキルをテーマとした研修業務も行う。 担当コース 「ロジカル・シンキング~ビジネスケース演習で体得する思考法の基礎~」 |
森 ゆき Mori Yuki プロフィール 外資系半導体メーカーでIC設計技師として10年勤務の後、インターネット業界で12年間勤務。3人の子どもの出産・育児と仕事との両立をしながら、若手エンジニアの育成に従事し、管理職も務める。2015年に独立し現職。 担当コース 「ロジカル・シンキング~ビジネスケース演習で体得する思考法の基礎~」 |
森 敬郎 Mori Takao プロフィール 総合広告会社の営業としてブランディング・販促活動、さらにクリエイティブ部門でもテレビCMなどの企画・制作と現場のマネジメントを実施。これまでの経験をベースに「企画力」「表現力」「コミュニケーション」「課題解決スキル」等の研修を行う。その後、「人や組織の変化」を支援したいという想いから、人材コンサルティングに従事し、体感型研修アプローチをはじめとする様々なテーマの新しい研修プログラム開発と実施を行っている。 担当コース 「ラテラル・シンキング~ビジネスアイディアを創出する水平思考~」 |
お問い合わせ先 |
フリーダイヤル |