e-ラーニングとは~e-ラーニングのメリットやトレンド情報をご紹介

2023.08.23ビジネス
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e-ラーニングとは~e-ラーニングのメリットやトレンド情報をご紹介

最近、研修の1つとしてe-ラーニングという言葉をよく耳にするようになりました。では、e-ラーニングとはどのような研修方法なのでしょうか。そこで今回は、e-ラーニングのメリットやトレンド情報をご紹介します。

e-ラーニングとは

e-ラーニングとは

e-ラーニングとは、電子機器やインターネットを活用した学習方法のことです。e-ラーニングのeはelectric(電子的な)の頭文字で、ラーニングは言葉の通り学習を意味しています。
e-ラーニングは、スマートフォンやパソコンなどのモバイル端末を利用して受講するスタイルの研修です。

企業、個人からe-ラーニングのニーズが増加している背景

新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの企業がテレワークを導入しはじめました。政府も、感染拡大を防ぐために、テレワークを推進している状態です。
テレワークにより、通勤や会議の時間が短縮し、社員一人ひとりに時間の余裕がでてきました。自宅から出ることも減ってきているので、その時間を自己のスキルアップに有効活用するために、どこでも学習ができるe-ラーニングの需要が増加しています。

また、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、集合研修が行いにくい状況となっていす。しかし、企業が成長し続けるためには、社員一人ひとりが学ぶことに対して支援し、変化に柔軟に対応して挑戦する姿勢や組織風土を醸成する仕組みをつくることが重要です。そこでe-ラーニングが活用されています。

e-ラーニングのメリット

インターネットを通じて学習を行うe-ラーニングですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、管理者側から見てのメリットと受講者側から見たメリットに分けてご紹介します。

管理者にとってのメリット

管理者にとってのメリット

コストを抑えられる

集合研修の場合は、会場の料金や教材の準備などにお金がかかります。一方のe-ラーニングは、会場を抑える必要はありません。研修で利用する教材についても、電子化させることで印刷費や配布にかかる費用を抑えることが可能です。e-ラーニングの利用で会場の設営が不要になることで、コストを抑えることが可能となります。

手間が減る

集合研修を行う場合は、学習者一人ひとりの教材を用意したり、会場を探したりと工数がかかることもあります。また、講師を呼ぶこともあり、日程を管理しなければいけないこともあるでしょう。参加人数が多い場合は、日程や時間帯を分けて複数回同じ研修を行うこともあります。
e-ラーニングの場合は、実施日を決めたらあとは受講者に対して受講の指示をするだけです。全員一度に同じ研修を受けられるので、会場の準備や、複数回授業を行うなどの手間を減らすことができます。

受講管理が簡単にできる

学習管理システムが備わっているe-ラーニングは、受講者の進捗管理を行うことができます。そのため、受講者がどこまで学習しているのか把握することが可能です。場合によっては、進捗状況によって受講者に合ったフォローアップもできます。

受講者にとってのメリット

受講者にとってのメリット

時間や場所を選ばずに学べる

集合研修の場合は、研修が行われる日に会場に集まります。そのため、研修の日を空けておいたり、会場まで集まったりしなければなりません。
e-ラーニングは、インターネットがつながる環境やモバイル端末が利用できる場所であれば、どこでも学ぶことができます。時間や場所を選ばないので、所要時間の少ない研修であれば通勤時間などちょっとしたスキマ時間に受講することも可能です。

繰り返し学べる

集合研修の場合は、研修内容をその場でインプットする必要があります。後々、分からないことが出てきてそのままにしてしまうこともあるかもしれません。
その点、e-ラーニングは何度も見返すことができます。繰り返し自分がインプットしたい場所を何度も繰り返し見ることができるのもe-ラーニングのメリットといえます。

e-ラーニングの活用シーン

e-ラーニングの活用シーン

e-ラーニングは、どのようにビジネスで活用するのでしょうか。ここでは、活用シーンについてご紹介します。

全社教育

社内の全員が受ける必要のある研修をe-ラーニングにする方法があります。定期的に行われている研修はノウハウが蓄積されています。毎回同じ研修を実施するよりも、e-ラーニングに落とし込み、アップデートを行いながら継続的に行うことが可能です。

部門別教育

営業やマーケティングなど、部門別に専門知識が必要な分野にもe-ラーニングを活用することができます。営業力を強化する研修や、セキュリティなどのITスキル、新入社員であれば社会人としての基本的な接客マナーなどを、e-ラーニングを使って学習できます。
部門別の教育に合わせたe-ラーニングを設定することで、社員のキャリアアップを支援することが可能です。

階層別教育

階層別教育

階層別教育は、新入社員や中堅社員など階級に合わせた育成を行うことです。新人教育や新任管理職研修など企業によってさまざまな階層別に必要な教育を用意して、研修を行っているのではないでしょうか。
理想の人材を育てるため、階層別教育でもe-ラーニングが活用されています。基礎的な知識を事前にe-ラーニングで学んでもらい、集合研修などで実践的な学習に取り込んでもらうという形式も人気です。そうすることで、実践での研修に集中できるためです。

e-ラーニングのトレンド

e-ラーニングは、現代に合わせてさまざまな進化を遂げています。ここでは、e-ラーニングのトレンドを見ていきましょう

動画教材

これまでのe-ラーニングでの動画コンテンツ閲覧は通信が遅くなるなどの問題があり、導入に慎重になる企業がほとんどでした。

しかし、現在では、ストリーミングサービスが普及し、動画を閲覧することが容易になってきました。これは、モバイル端末が進化したことやインターネット回線が従来よりも高速化し、動画の閲覧がスムーズにいくようになったことが挙げられます。また、再生速度の調整など、自分好みに調整して学習することができる事も普及を加速しています。さらに、タブレット端末やカメラ付PCが普及し、動画の撮影がしやすくなったことから、教材作成者にとっても、動画でのコンテンツ作りは身近になりました。
e-ラーニングでも、ストリーミングサービスを取り入れているサービスが多くなってきています。

ブレンディッドラーニング

ブレンディッドラーニングは、e-ラーニングだけではなく集合研修と一緒に組み合わせて行う研修方法です。e-ラーニングと集合研修のそれぞれの良さを生かして、最大限の効果を得るために生まれた教育です。
事前に基礎知識などをe-ラーニングで学び、技能実習・チーム学習などを集合研修で行い、さらに研修で学んだことを復習するためにe-ラーニングを利用するのがブレンディッドラーニングの一般的な手法です。

マイクロラーニング

マイクロラーニング

マイクロラーニングは、1回の学習が10分程度の研修で、単元を細分化して学ぶ方法です。目標を設定し、その目標達成に向けて、スキマ時間を利用して学んでいきます。学習時間を作りづらい方も通勤などの時間を活用して学べるのが魅力です。
マイクロラーニングは、ゲーム形式で行われることもあります。クリアしていくごとにポイントが加算されるシステムを利用することで、学習意欲が高まりさらに学習効果を得られるケースが多く存在します。

サブスクリプションモデル

サブスクリプションモデル

e-ラーニングの定額制サービスです。月額または年額で一定の金額を支払うことで、さまざまな研修を受講することができます。
いろいろなスキルを身につけることができるサービスが多く、注目が集まっているe-ラーニングです。サブスクリプションモデルは、一定額以上は料金が発生しないため、幅広い学習に手が出せるようになっています。

おわりに

今回は、e-ラーニングについてご紹介しました。
e-ラーニングは、インターネットと活用してパソコンやスマートフォンから講義を受け、問題を解くなどして行うスタイルの学習のことです。 新型コロナウイルス感染予防のため、集合研修を行うのが難しい状況が続いています。そこでインターネットで学習を行えるe-ラーニングが注目されています。
e-ラーニングを活用した研修を導入することで、ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代でも人材の育成を進めていくことができるでしょう。

i-Learningのe-ラーニング一覧はこちら
👉https://www.i-learning.jp/service/elearning.html

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