Pythonでできることとは?初心者向けの学習方法をご紹介

2023.08.25IT
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Pythonでできることとは?初心者向けの学習方法をご紹介

プログラミングを学ぶ際に多くの方がまず悩むのは、どのプログラミング言語を選択するべきか、ということでしょう。近年その強力な選択肢となっているのがPython(パイソン)というプログラミング言語です。
構文がスッキリとしていて初心者でも学びやすく、汎用性も高いほか、Webアプリケーションをはじめとしてさまざまな用途に利用できること、そして注目が高まっている機械学習との親和性の高さなどの特徴をPythonは持っています。本記事ではPythonについて、どのように学んでいけば良いかを解説します。

Pythonとは何か

Pythonとは何か

Python(パイソン)とはプログラミング言語のひとつです。「読みやすさ・わかりやすさ」を重視してデザインされているため、プログラミング未経験からでも習得しやすい言語として人気が高まっています。
2020/12/19時点で、Googleでチュートリアルが検索された回数を分析しているPYPLというプログラミング言語の人気ランキングでも1位となるなど世界的に人気のあるプログラミング言語といえます。IPAの運営する基本情報処理試験でも令和2年からPythonは試験問題に採用されており、日本国内でも名実ともにメジャーなプログラミング言語の仲間入りを果たしています。

Pythonでできること

Pythonは汎用性が高いプログラミング言語ですが、どのような用途で利用されているのでしょうか。

アプリケーション開発

アプリケーション開発

Pythonを使って、Webアプリケーションやデスクトップアプリケーションを作成することが可能です。Pythonは汎用性が高く、さまざまな種類のアプリケーションのためのライブラリも充実しています。
例えば、若年層の利用率が高い写真共有SNSのInstagram(インスタグラム)はPythonとそのフレームワークDjango(ジャンゴ)を利用して作られているアプリケーションです。他にもGoogle、Yahoo、Dropboxなど世界中のIT先端企業で採用されています。

機械学習

機械学習

一躍Pythonを有名にしたのが機械学習の分野での活躍です。機械学習分野でPythonがメジャーとなった理由はいくつかありますが、その結果、機械学習用のライブラリやフレームワークが充実したため、現在でもこの分野での大きなシェアを持っています。GoogleやFacebookでも機械学習にPythonを使った取り組みが存在するなど、機械学習分野では信頼感のある言語と認識されています。

業務効率化・自動化

Pythonを使ったアプリケーションにより、業務の効率化、自動化を行うことも可能です。業務効率化、自動化に利用できることは他のプログラム言語も同様ですが、Pythonはその弱点となる部分をカバーしているため、さまざまな分野の効率化、自動化に利用されています。Pythonは科学技術計算などの高速な処理が得意な言語ではありませんが、高速な処理のできるC言語やFortran(フォートラン)による処理を組み込むことができるようになっています。拡張性が確保できており、さまざまな業務に適用が可能です。
特にデータサイエンスやスクレイピングも得意とする分野であり、業務によっては大幅に効率化、自動化を図ることができます。

Pythonの学習方法

Pythonを学習するにあたって、一般的な方法としては、独学、プログラミングスクールに通う、研修に参加するといった方法があります。そのメリット、デメリットについて記載します。

独学で学ぶ

独学で学ぶ

Pythonは人気のあるプログラミング言語ですので、学習のための書籍が数多く一般に販売されています。また、インターネット上のWebサイトにも勉強のためのテキストや動画コンテンツなどが存在しています。書籍、Webサイトの情報を参照し、独学で習得することも可能です。

Pythonを独学で学ぶメリット

独学の場合、PCとインターネット環境があれば、それ以外のコストは少なくて済みます。書籍も数千円で購入でき、Pythonの実行可能な環境はPythonの公式ページから無料でダウンロードすることが可能です。
独学での学習は、好きなときに好きな場所で好きなペースで学習できることもメリットの1つです。隙間時間を有効に利用して学ぶのに適しています。
さらには、独学の場合は問題解決能力が嫌でも向上するというメリットもあります。プログラムの作成では問題やエラーの発生は付き物ですが、これを自力で1つずつ解決する必要があるため対処能力が向上します。自分で情報を調べて課題を解決する能力はPythonに限らずプログラミングの独習では必須となるスキルです。

Pythonを独学で学ぶデメリット

Pythonを独学で学ぶデメリット

独学のデメリットとして、学習で分からないことが出てきたときなどに状況を打開するのが難しいことがあげられます。ネット上の技術系の掲示板などで質問するのも良いですが、分からないことが多い場合には適切に質問することも難しく、挫折にもつながってしまいます。
また独学は、モチベーション維持が難しいこともデメリットの1つでしょう。学んだこと、身に着けたことがどの程度なのかも分かりづらいため、継続して学習するには計画性と強い意志が必要となります。

プログラミングスクールへ通う

各種プログラミングスクールを利用するのも定番の学習法の1つです。PythonはIT業界でもホットなプログラミング言語であるため、2020年現在ならオンライン、オフラインともにスクールは多数存在しています。

Pythonをプログラミングスクールで学ぶメリット

プログラミングスクールは学習のカリキュラムが作られており、体系的に効率良く学ぶことができます。実践レベルに達するために必要なスキルを効率的に学習できるようにスケジュールが組まれるため、どのように学んでいったら良いのか迷うことはありません。
また、学習上での問題が発生した場合や、組んだプログラムでエラーが発生する場合など、行き詰まったときに相談できる相手がいることも大きなメリットです。

Pythonをプログラミングスクールで学ぶデメリット

Pythonをプログラミングスクールで学ぶデメリット

プログラミングスクールを利用する場合のデメリットとしては、コストがかかることが挙げられます。スクールやコースにより金額はさまざまですが、独習に比べてコストがかかることは間違いありません。
また、時間に制約を受けることもデメリットの一つです。オフラインのスクールの場合は、場所の制約も受けてしまいます。

研修を受講して習得する

企業や教育施設での研修を利用してPythonを学ぶという方法もあります。

Pythonを研修で学ぶメリット

Pythonを研修で学ぶメリット

研修は、利用者のレベルに合わせたコースを選択できるため、効率良くピンポイントに知りたい内容を学習することが出来ます。これはプログラミングスクールを利用するよりもさらに効率的です。
また、プログラム言語を習得するには、実際に手を動かしてコーディングと実行を何度も繰り返し、自身でアルゴリズムを組み立てる力、実装する力を備えることが重要となります。研修では、講師が演習をサポートしながら、ステップバイステップでプログラミングスキルを習得できるため、自身が理解できていない部分を明確に把握することができるのも大きなメリットです。
また、想定外のトラブルシュートにも迅速に対応できるため、Pythonのプログラミングスキル習得に集中することができます。

Pythonを研修で学ぶデメリット

研修を多人数で受講する場合、進度がコントロールできないことがあります。これは研修の形態によっても変わってきます。

おわりに

Python(パイソン)は世界でも日本国内でも人気の高いプログラミング言語です。可読性の高い記述となるようデザインされているため、プログラミング初心者にも学びやすい言語となっています。
PythonではWebアプリケーション、機械学習や業務効率化を図るためのプログラムなどを作成することが可能です。Pythonは独学、プログラミングスクール、研修の受講などの方法で学習ができますが、おすすめは効率が良く、難しいところも講師のサポートが受けられる研修による学習です。

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