メンバーを牽引するチームリーダーの役割とは?

2023.08.23お役立ち情報
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メンバーを牽引するチームリーダーの役割とは?

メンバーを牽引するチームリーダーの役割とは?

入社して年月が経つと、チームリーダーを任されることもあるでしょう。はじめてチームのリーダーを任されたという方は不安があるかもしれません。チームリーダーとは、どのようなことをするのでしょうか。
この記事では、メンバーを牽引するチームリーダーの役割についてご紹介します。

チームリーダーとは?

チームリーダーとは?

チームリーダーとは、チームのマネジメントを行うリーダーのことです。チームリーダーは、チームを束ね、目標を達成するために総合管理や指導などを行います。
人手不足が深刻化していく中で、成果を上げていかなければなりません。そのため、リーダーにはチームの生産性が向上できるような優秀な人財が求められるでしょう。

チームリーダーの役割(1)業務管理

チームリーダーの役割(1)業務管理

チームリーダーの重要な役割ともいえるのが、業務管理です。はじめに、チームリーダーの役割である業務管理についてご紹介します。

仕事を適材適所に振り分ける

チームメンバーは、全員が同じ力量を持っているというわけではありません。そのため、仕事はメンバーの特性や能力に合わせて、チームリーダーが適材適所に振り分けます。

業務進行を管理する

チームメンバーの業務の進行状況を管理することもリーダーの役割です。チームリーダーが管理することで、チーム全体の状況が把握できます。積極的にコミュニケーションを取り、チーム全体のマネジメントを行いましょう。

環境を整えることも大切

業務を管理していく上で、環境を整えることも重要です。自由に意見が出せる環境や、情報共有・相談がしやすい環境をリーダーが作っていきます。
なにかトラブルがあれば、人員の配置やプロセスなどを見直し、環境を整えるのもリーダーが中心になって行います。

チームリーダーの役割(2)メンバー育成

チームリーダーの役割(2)メンバー育成

チームの繁栄に役立つのが、メンバー育成です。メンバーを育てることもチームリーダーの役割になります。

定期的にフィードバックを行う

定期的にフィードバックを行う

チームメンバーには、定期的に、一人ひとりにフィードバックを行う必要があります。メンバーは、基準や経験から業務にあたりますが、時にはそれが間違った方向にいってしまうこともあります。特に気をつけたいのが、メンバーの自己判断です。自分では気づきにくい部分でもありますので、チームリーダーが伝えます。

ただし、どんな行動にも肯定的な意図があります。真っ向から否定するのではなく、メンバーの思いを配慮しつつフィードバックすることをおすすめします。

モチベーションを把握する

モチベーションを把握する

一人ひとりのモチベーションなどの心理的状況を把握することも大切です。モチベーションによって、業務進行具合が異なってきたり、メンバーの定着に影響が出てきたりします。 メンバーの様子に異変を感じたら、モチベーションを把握するために、ヒアリングするようにしましょう。聞いてもらえるだけでも安心することがあります。

チームリーダーの役割(3)各部署との連携

チームリーダーの役割(3)各部署との連携

チームリーダーの役割として、各部署との連携も挙げられます。組織はたくさんの部署で成り立っているため、チームリーダーが連携を行います。業務やプロジェクトに応じて、連携していかなければなりません。

また、チームリーダーは、トップからの施策や情報をメンバーに伝える必要もあります。 企業の規模が大きくなってくると上層部から社員一人ひとりに、情報共有することは手間がかかります。そのため、チームリーダーがメンバーに伝達しなければなりません。トップからの情報は正確に伝える必要があります。

チームリーダーに必要な素質

チームリーダーに必要な素質

チームリーダーにはどのような素質が必要なのでしょうか。ここでは、チームリーダーに必要な素質についてご紹介します。

判断力

チームのリーダーは、常に判断を求められます。仕事の円滑化や最適な環境を作るために、難しい判断を求められることもあるでしょう。
プロジェクトの準備を念入りにしたとしても、トラブルが起こってしまうこともあります。トラブル回避だけではなく、トラブルが起こったときにどのような対応・判断をするのかも重要です。そのためチームリーダーには、常に情報収集し、迅速に適切な判断ができるような判断力が必要になります。

コミュニケーション能力

チーム内全体をまとめるため、コミュニケーション能力が必要です。また、適切な人員の配置を行うのに、メンバーのことを熟知しなければなりません。チーム内だけではなく、メンバー個人との良好なコミュニケーションも必要になります。

コミュニケーション能力は、意思疎通はもちろんですが、メンバーの話を聞くためのヒアリング力も大切です。 チームリーダーには、メンバーの育成や他部署との連携を行うための、コミュニケーション能力が必要です。

責任感

チームリーダーがチームの責任を負うこともあります。責任感が強いとメンバーにも良い影響を与え、信頼関係が生まれるでしょう。責任感に欠けてしまっているとチームの運営がうまくいかない原因の1つとなります。

柔軟さ

チームメンバーには、上からの指示で動くだけではなく、自分で考え行動する自主性が必要です。しかし、リーダーに柔軟さがないと、メンバーは受動的になり、自主性が持てなくなります。
そのため、チームリーダーにはメンバーの意見を取り入れる柔軟さが大切です。メンバーが意見やアイデアを出しやすい環境にするのです。

テレワークになったときにチームリーダーが意識したいこと

テレワークになったときにチームリーダーが意識したいこと

テレワークとは、職場ではなく離れた場所で働くことを意味します。自宅やサテライトオフィスなどで、ICTを活用し、働くことです。最近では、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、テレワークでの働き方が普及しました。非常時でも事業を継続できる働き方として注目を集めています。

しかし、テレワークは、職場から離れて働くため、顔を直接合わせることがないので社員の様子を見ることができません。もし、テレワークで働くこととなった場合、チームリーダーはテレワークでの働き方に合わせる必要があります。ここでも柔軟さが必要になるでしょう。

チーム意識の低下に注意する

チームメンバーが別々の場所で働くと、個々で働いているような状態になります。そのため、連帯感が薄れ、チーム意識が低下してしまうことがあります。
チーム内の目標や一人ひとりの役割を見直し、社員にチームを認識してもらわなければなりません。チームリーダーは、チーム意識が低下してしまわないように、情報共有やビデオ会議などを定期的に行うようにしましょう。チーム意識を高めるためにも重要なことです。

コミュケーション不足に注意する

職場で仕事するよりも、コミュニケーションが減っていってしまいます。コミュニケーション不足によるトラブルを減らすために、リーダーは率先してリモートで朝礼やミーティングを行い、仕事の報告を行うことをおすすめします。
ちょっとした雑談なども容認しましょう。雑談することで、コミュニケーションを図ることができ、テレワークでもチームを意識することができます。

おわりに

今回は、チームリーダーの役割についてご紹介しました。 チームリーダーには、さまざまな役割があります。仕事を適材適所に振り分けるなどの業務管理から、メンバー育成、各部署との連携などを行います。そのため、リーダーシップだけではなく、コミュニケーション能力や柔軟さなども必要な素質となります。

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