社員の強みを見つけてモチベーションアップ:オープン研修活用事例

2025.04.01育成事例
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概要

業種  IT業
 
部門  全部門
 
提供サービス  Webサービス
 
役職  部長~中堅
 
カテゴリー  社員のモチベーションアップ
 
 

近年、急速に変化する市場環境や技術革新に対応する中で、企業にとって「社員のモチベーションをいかに維持・向上させるか」は、ますます重要なテーマとなっています。特にIT業界では、専門性の高い業務に日々追われる中で、従業員が「なぜ今この仕事をしているのか」「自分の強みはどこにあるのか」といった自己認識を見失いやすく、それが成長意欲や組織へのエンゲージメントの低下につながるリスクをはらんでいました。

そこで同社では、これまでのように弱点を克服することによって組織力を高めようとするアプローチから脱却し、「社員一人ひとりの強みを見つけ、活かすこと」に着目。自己理解と相互理解を促すことで成長意欲を高め、チーム全体のモチベーション向上と、前向きな挑戦を促す風土づくりを推進しました。

課題と対策

背景・課題
弱点の克服や対策での組織力アップは、限界

  • 現業の業績は好調だがデジタル化の波に飲み込まれないよう常に新しい挑戦を模索していきたい

  • 現場は多忙さと現業への満足があり新しいことを学ぶ時間と意欲がない状態となっている

  • これまでは弱点の克服や対策で組織力やモチベーションアップを考えていたが、限界があった


対策
協調・共創の精神でモチベーションを向上

  • 全社員が同じ学びを得ることで、文化を変えることを目標として掲げた

  • 中途入社の社員も多く、経歴もさまざまなため、共通言語を作るためのきっかけとして研修をスタート

  • 尖った人材が求められていたため、強みを発見し伸ばすストレングスファインダー®のメンバー向けコースとリーダー向けコースを半年で12回実施

  • 自分の強みを生かす方法を学んだことで自己効力感が高まり、お互いの強みを理解することで協調・共創の精神が芽生えた結果、モチベーションの向上が見られた

 

現業の業績は好調ながら、急速に進むデジタル化に対応するためには、新たな挑戦を続ける組織風土の醸成が不可欠でした。しかし、多忙な現場では学び直しの時間も意欲も持ちにくく、従来の「弱点を補う」育成では限界が見え始めていました。

そこで同社は、「強みを見つけて活かす」ことに着目し、ストレングスファインダー®を活用した研修を全社員対象に導入しました。中途入社社員が多く、経歴も多様な中で、共通言語を持ち、相互理解を促進する狙いもありました。メンバー・リーダー向けに計12回の研修を実施した結果、自己効力感が高まり、互いの強みを尊重する文化が芽生え、組織全体のモチベーション向上につながっています。

採用ポイント

当初は、弱点を克服するためのプログラムを検討していましたが、「強みを見つけてモチベーションを高める」という前向きな提案に共感していただきました。お互いの強みを理解し合うことで、組織全体として相乗効果が生まれると考え、このアプローチを採用されました。

その結果、日常の中で「お互いの強みを認識し、尊重する」風土が育ち、組織内のコミュニケーションの質が向上。多忙さや業務への慣れから生じていた閉塞感がやわらぎ、挑戦をポジティブにとらえる雰囲気が生まれつつあります。モチベーション向上にとどまらず、社員一人ひとりの成長と、組織の持続的な進化へとつながる取り組みとなっています。

実施コース


お客様の声

営業、現場、バックオフィス全体の共通言語ができ、コミュニケーションのきっかけになっている

日常の会話の中で強みについてアピールすることで、コミュニケーションに一体感が出てきた

 


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