データ活用の模擬体験から伴走支援まで:オープン研修活用事例

2025.04.01育成事例
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 



概要

業種  総合商社
 
部門  事業部門
 
提供サービス  商社
 
役職  部長/部員
 
カテゴリー  データ活用人材育成
 
 

ビジネス環境が急速に変化する中、多くの企業では、感覚や経験則に頼らず、データに基づいた意思決定が求められるようになってきています。特に総合商社のように多様な事業領域を抱える企業にとって、各事業部が日々の業務で得られるデータを活用し、施策の精度やスピードを高めていくことは、競争力強化のためにも不可欠なテーマです。

しかし、現場では「データ活用の必要性は理解していても、実際にどう使えばいいのかわからない」「自分の業務にどう結びつくのかイメージできない」といった声が多く聞かれます。実際に、事業部門では施策立案において経験則が優先されがちで、データに基づく検討が十分に行われていないという課題もありました。

そこで、単なる知識の習得にとどまらない、データ活用の実践的なスキルと意識変革を促しました。

課題と対策

背景・課題
データ活用のマインドがない

  • 新たなデータを自ら探して施策に活用しようという意欲は乏しい

  • 事業をよく知る事業部のメンバーにこそ、現状をデータで分析し、試行錯誤して欲しい

  • 自ら行動を起こして意識から変えていきたい


対策
常にデータを意識し施策立案をできるように

  • 各部からの選抜メンバーでデータ活用の模擬体験ができるワークショップを実施

  • ケーススタディをとおして、データ分析計画フェーズ、分析フェーズ、仮説検証フェーズを体験

  • 実際に手を動かしてデータを活用するイメージをつかめるようになった

  • 周囲を巻き込んで自らデータドリブンな施策立案ができるように意識を変える

 

現場には「データを活用するマインドが根づいていない」「そもそもどのように活用すればよいのかがわからない」といった課題が存在していました。特に、現場を熟知した事業部メンバーが、データを活用することで新たな示唆を得たり、仮説を立てて施策に結びつけたりする発想が乏しく、「自ら新しいデータを探して活用しよう」という意欲も限定的な状況でした。

こうした背景のもと、まず“自ら考え、行動する力”を育むことを目的として、選抜メンバーを対象にしたデータ活用の模擬体験ワークショップを実施。データ分析計画フェーズから、実際の分析、そして仮説検証に至るまでの一連の流れをケーススタディで体験することで、データを活用するとはどういうことかを実感として理解してもらいました。単なる座学ではなく、自ら手を動かし、チームで議論しながら課題解決に取り組むことで、「自分にもできる」「やってみたい」という意識の変化を促しました。

採用ポイント

このプログラムを採用した理由は、単なる知識習得にとどまらず、実践への移行と現場での定着を見据えた設計にありました。ワークショップでの模擬体験によってデータ活用の流れを具体的にイメージできるだけでなく、研修後も講師による伴走支援を通じて、実際の業務にどう応用するかを継続的にサポートしてもらえる点に高い価値を感じていただきました。

こうした段階的かつ実践的なアプローチにより、受講者は「データを活かして施策を立案・実行することは自分たちの役割である」という認識を持つようになり、現場から自然とデータ活用が広がる土壌づくりにつながったと考えています。


実施コース

お客様の声

 

自分たちでデータを分析し仮説を立てる自信がついたように感じている

データ分析と統計について体系的に学べ、フィードバックでいい点と改善点を意識することができた

座学の知識はあったが、実際のデータに当てはめての分析は初めてだったので非常に有意義だった

 

 

●データ活用人材育成のためのプログラムなど、育成に関するお悩みや課題がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせフォーム
https://www.i-learning.jp/contact/

【他社事例から学ぶ】自社のDX推進を成功に導くために

DX時代をけん引する人材を育てるための戦略

  • このエントリーをはてなブックマークに追加