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SPSS「教えて!内田先生」File05

File05:

「教えて!」:

  • アンケート調査を実施し、データは集めたのですがどのように分析したら良いか分かりません。
    集計はExcelなどで行っていますが、今後分析を行う予定です。
    アンケート調査のデータではどのような分析が一般的なのでしょうか?

回答:

  • 分析手法は何を調べたいのかという目的によって変わってきます。
    ただし、どのような場合でも、質問ごとの集計(単純集計)や質問を組み合わせた(クロス集計や相関分析)は済ませておく必要があります。

    さて、分析の目的は大きく以下のいずれかになるかと思われます。
    (1) 予測
    (2) 分類
    (3) 関係の検証
    (4) 差異の検証
    (5) パターンの発見
    予測をしたい場合は回帰分析やロジスティック回帰が、分類をしたい場合は因子分析、主成分分析、クラスター分析などがよく使われます。
    関係の検証にはクロス集計や相関分析に加えて、視覚的に関係性をつかむことができるコレスポンデンス分析が有効です。
    差異の検証には有意性検定が使われます。
    パターンの発見には決定木と呼ばれる手法が使われます。
    上記の手法は、有意性検定を除くと、多変量解析と呼ばれる手法に属するもので、「IBM SPSS Statisticsによるアンケート調査:多変量解析」コースではアンケート調査で使用される多変量の分析手法について目的ごとに説明しています。


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