当コースは、アジャイルのデファクトスタンダードであるスクラムにおいて、「プロダクトオーナー」というロールが実際の業務でどのような役割を果たすべきかを学ぶ役割別講座です。アジャイルの実務経験がある方を対象とし、プロダクトオーナーとは何かといった基礎的な知識をベースに、実際の業務でどのようにふるまうべきかまで踏み込んでいきます。
なお、演習を中心とした構成ですので、疑似プロジェクトを通してプロダクトオーナーの一連のふるまいを体感し、やるべきことややるべきでないことを実感することができます。プロダクトオーナーの認定資格とは異なり、教科書に書いていない実践的なノウハウを学ぶコースです。
ユーザ企業様/事業会社様のプロダクトオーナー的なふるまいをする方、中でもプロダクトオーナーを実際に担当して困った経験がある方に特にお勧めの講座です。
※開催初日の15日前に開催判断を行いますので、お早めにお申し込みをお願いいたします。
日時 | 場所 | 状況 | 締切日 |
---|---|---|---|
5月19日(月) | オンラインクラス | 受付中 | 5月14日(水) |
8月19日(火) | オンラインクラス | 受付中 | 8月14日(木) |
11月17日(月) | オンラインクラス | 受付開始前 | 11月12日(水) |
2月3日(火) | オンラインクラス | 受付開始前 | 1月29日(木) |
・アジャイル開発に主にプロダクトオーナーとして関与する方
※主にスクラムマスターや開発チームとして関与する方についても最低限の動きは学べます
・プロダクトオーナーがどのような役割や責任を負っているかを理解し、体感したい方
1.ご自身のビジネスや事業、プロダクトについて他者に説明できる方
2.アジャイルチームの一員として実務経験がある事(ロールは問いません)
3.前提知識として、以下のコースのいずれかを受講済、あるいは受講済相当の知識・経験があること
【前提コース】
・ED810 スクラム超入門 ~グループワークで学ぶアジャイル的仕事の流儀
・61A21 [e-Learning]スクラム超入門 ~DX時代のアジャイルな仕事の進め方~ e-ラーニングコース
※受講済相当の知識と経験の例:
・アジャイルマニフェストとアジャイルの12の原則を他者に説明できるレベルで理解していること
・スクラムの3つのロール、3つの成果物、4つのイベントについて他者に説明レベルで理解していること
当コースを修了した時点で、次のことができることを目標とします。
・プロダクトオーナーの役割を理解する
・プロダクトオーナーのやるべきこと、やるべきでないことが明確に区別できるようになる
・疑似プロジェクトを通じて、プロダクトの価値を最大化するためのプロダクトオーナーのふるまいについて気づきを得る
・プロダクトオーナーとしてパフォーマンスを向上できるようになる
・アジャイル概要
・ウォータフォールとアジャイルの違い
・ウォーターフォールとアジャイルの選択の目安
・アジャイルマニフェスト
・アジャイルのロール・作成物・イベント
・アイスブレイク(自己紹介/共通点グルーピング)
・プロダクトオーナーの役割
・プロダクトの責任者
・プロダクトの価値を最大化する
・プロダクトバックログのオーナーを務める
・プロダクトの細部に渡って即断即決する
・チームの船頭役を務める
・ステークホルダーやチーム等と調整する
・やってはいけないこと
・やらなくてはいけないこと
・グループ演習(実践プロダクトオーナーとしての疑似プロジェクト体験) ※途中昼休憩をはさみます
・仮想プロジェクト設定
・プロダクトバックログの洗い出し
・プロダクトバックログの優先順位付け
・プロダクトバックログの見積
・全体計画の立案
・スプリントの実行(解説)
・全体計画のリファインメント①
・レトロスペクティブ
・全体計画のリファインメント②
ITSS+ 共通スキルレベル:4
当コースはPMBOK® Guideに準拠しており、修了時にPMI®のPDU(7.5PDU)が取得いただけます。
(PDU対象コースのご紹介 参照)
キャンセル規定 | 受講開始8日前から受講料(購入価格)の50%のキャンセル料がかかります。 また、受講開始0日前(当日キャンセル)から受講料(購入価格)の100%のキャンセル料がかかります。 |
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受講者メールアドレス | □受講者メールアドレスについて |
テキスト | □テキストについて |
オンラインクラス | □オンラインクラス |
その他 | ・演習ではツールとして「Miro」を使用します。特にご準備いただくものはございませんが、初めて使用される方は事前にネット等で基本的な操作等を確認いただくとスムーズかと存じます。 |
PMI®, PMBOK® Guide, PMP® は、プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute,Inc.)の登録商標です。
□オンラインクラスご参加のお客様で、自宅やオフィス以外の場所でのオンライン受講をご希望の方には iLスクエア をご提供いたします。ぜひご活用ください。
【当コースの特徴】
Miroを用いた演習形式で、疑似プロジェクトを通じてプロダクトオーナーの一連のふるまいを体感し、やるべきことややるべきでないことを実感することができます。
※上記はグループ演習の中の、「プロダクトバックログの洗い出し」と「プロダクトバックログの優先順位付け」のワークの実施例です。
プロダクトオーナーの役割の内、アジャイルチームへの関与として最も必要なプロダクトバックログについて、その作り方からそれを用いた計画の立案、自分たちを取り巻く状況の変化にどのようにプロダクトバックログを分割・統合しながらプロダクト開発を前に進めていくかの一連の流れを仮想プロジェクトを通じて実体験していただきます。
【コース共同開発者からの一言】
アジャイルチームの主役はプロダクトオーナーと開発者です。そしてスクラムマスターはその主役を引き立てる黒子役です。
しかし、アジャイルの研修というと大抵はスクラムマター向けであることが多く、最近では増えつつあるものの主役であるはずのプロダクトオーナー向けの研修はそれほど多くはありません。
そこで、私の15年にわたるアジャイル開発の実戦経験で得たノウハウを詰め込んで、プロダクトオーナー向けの当コースを開発しました。
アジャイルにおけるプロダクトオーナーの役割は、従来型開発の発注者の役割と比べると、より開発者と頻繁にコミュニケーションをとり連携していく必要があります。本研修ではそのもう一つの主役である開発者と意思疎通を図り、プロダクトの価値を上げるために使用するプロダクトバックログを具体的にどのように扱うべきかを、座学だけではなく演習を通じて体感できる内容となっています。
併せて、私の経験から導き出したプロダクトオーナーが「やってはいけないこと」と「やらなくてはならないこと」も明確に提示いたします。
一方で、開発者やスクラムマスター、ステークホルダーの方々には、プロダクトオーナーはこのような考え方でプロダクトバックログを通じてコミュニケーションを図っているんだな、ということの理解促進にもお役立ていただけます。
【講師紹介】
【お客様の声】
・プロダクトオーナーの役割について再確認するともに、あらためてプロダクトオーナーの大変さを実感した。
・これまでプロダクトオーナーチームとしてやってきたことが大きくは違えていなかった確認と、あらためて原理原則の確認ができた。
・ビジョンをスクラムチームに伝播させていく、ステークホルダーを巻き込んで活動していくなど、今後プロダクトオーナーをやるにあたりつまずきそうな場面では、今回の研修で学んだ内容を活かして取り組んでいきたい。
・ED822、ED821は役割別の姉妹コースです
・当コースはED813コースの後続コースとしてもお勧めです