当コースは、アジャイルのデファクトスタンダードであるスクラムにおいて、「開発者」というロールが実際の業務でどのようにふるまうべきかを学ぶ役割別講座です。単なる作業者ではない、アジャイルな開発者のマインドとその背景を理解し、実務でのパフォーマンスを向上することができます。
演習を中心とした構成ですので、実際のアジャイル開発の疑似体験を通して、深く学び体感することにより、定着化がはかれます。具体的なプラクティスや、プロダクトオーナーやスクラムマスターといった他ロールとの違いや関わり方もカバーしていますので、役割を理解・体感することにより、スクラムチームとしての価値の最大化にも貢献できます。また、研修自体がアジャイルプロセスで構成されていることで、実践的な内容となっております。
アジャイルプロセスの中で開発者を実際に担当した中で、困った経験がある方には特にお勧めです。また、これからアジャイル開発者となる方にもお勧めの講座です。
※開催初日の15日前に開催判断を行いますので、お早めにお申し込みをお願いいたします。
・アジャイル開発に主に開発者として関与する方
・開発者がどのような役割や責任を担うのかを理解し、体感したい方
1.アジャイルチームの一員として実務経験があること(ロールは問いません)
2.前提知識として、以下のコースのいずれかを受講済、あるいは受講済相当の知識・経験があること
【前提コース】
・ED810 スクラム超入門 ~グループワークで学ぶアジャイル的仕事の流儀
・61A21 [e-Learning]スクラム超入門 ~DX時代のアジャイルな仕事の進め方~ e-ラーニングコース
※受講済相当の知識と経験の例:
・アジャイルマニフェストとアジャイルの12の原則を他者に説明できるレベルで理解していること
・スクラムのロール、成果物、イベントについて他者に説明できるレベルで理解していること
当コースを修了した時点で、次のことができることを目標とします。
・開発者のマインドセットを理解する
・開発者の具体的な行動指針を理解する
・開発者としてパフォーマンスを向上できるようになる
・アイスブレイク(Miro練習&自己紹介)
・アジャイル概要
・ウォータフォールとアジャイルの違い
・ウォーターフォールとアジャイルの選択の目安
・アジャイルマニフェスト
・アジャイルのロール・作成物・イベント
・開発者のマインドセット
・確約/集中/公開/尊敬/勇気
・開発者の役割① スプリントゴールに向けて、毎日計画を適応する
・「スプリントゴールに向けて毎日計画を適応させる」とは
・日々の開発の中での変化を感知する(検査する)
・変化に応じて進め方や計画を調整(適応)する
・グループ演習(フロー効率しりとりゲーム)
・開発者の役割② スプリントの計画(スプリントバックログ)を作成する
・スプリントバックログとは/インセプションデッキとは
・なぜスプリントバックログを作成するのか
・アジャイルの見積り/スプリントバックログの作成
・モブワークの活用
・スパイク
・グループ演習(最高の夏休みプランニングゲーム)
・開発者の役割③ 完成の定義を忠実に守ることにより品質を作りこむ
・完成の定義・受け入れ条件とは
・アジャイルで品質を高めるための考え方
・CI/CD
・自動テストの必要性
・リファクタリング
・スプリントレビューの活用
・開発者の役割④ 専門家としてお互いに責任を持つ
・「専門家としてお互いに責任を持つ」とは
・機能横断型チームとは/自己管理型のチームとは
・全体演習(ふりかえり(FunDoneLearn))
ITSS+ 共通スキルレベル:4
当コースはPMBOK® Guideに準拠しており、修了時にPMI®のPDU(7.5PDU)が取得いただけます。
(PDU対象コースのご紹介 参照)
日数 | 1日間 |
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受講時間 | 9時30分 ~ 18時00分(昼休憩:60分) |
受講料 | 66,000円 (税別価格60,000円) |
日時 | 場所 | 状況 | 締切日 | セッションID |
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12月18日(水) | オンラインクラス | 受付中 | 12月15日(日) | 02 |
3月19日(水) | オンラインクラス | 受付中 | 3月16日(日) | 03 |
6月19日(木) | オンラインクラス | 受付中 | 6月16日(月) | 04 |
9月8日(月) | オンラインクラス | 受付中 | 9月3日(水) | 05 |
キャンセル規定 | 受講開始8日前から受講料(購入価格)の50%のキャンセル料がかかります。 また、受講開始0日前(当日キャンセル)から受講料(購入価格)の100%のキャンセル料がかかります。 |
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受講者メールアドレス | □受講者メールアドレスについて |
テキスト | □テキストについて |
オンラインクラス | □オンラインクラス |
その他 | ・演習ではツールとして「Miro」を使用します。特にご準備いただくものはございませんが、初めて使用される方は事前にネット等で基本的な操作等を確認いただくとスムーズかと存じます。 |
PMI®, PMBOK® Guide, PMP® は、プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute,Inc.)の登録商標です。
□オンラインクラスご参加のお客様で、自宅やオフィス以外の場所でのオンライン受講をご希望の方には iLスクエア をご提供いたします。ぜひご活用ください。
【当コースの特徴】
Miroを用いた演習形式で、アジャイルにおける開発者のマインドとその背景を理解し体感することができます。
※上記は「グループ演習(最高の夏休みプランニングゲーム)」の実施例です。
何のため(Why)が変われば同じ夏休みの計画でも結果がおのずと異なってくることを体感していただき、開発者でもWhyを知ることの大切さを学びます。
【コース共同開発者からの一言】
アジャイルチームの主役は開発者とプロダクトオーナーです。そしてスクラムマスターはその主役を引き立てる黒子役です。
そして、アジャイルの研修というと大抵はスクラムマター向けであることが多く、最近ではプロダクトオーナー向けの研修も増えつつあります。
ですが、もう一つの主役であり、もっとも人数が多いはずの開発者向けの研修が日本ではほとんどありません。
そこで、私の15年にわたるアジャイル開発の実戦経験で得たノウハウを詰め込んで、開発者向けに開発したコースとなります。
アジャイルにおける開発者の役割は従来型開発の役割と比べてとても能動的で多種多様な役割を自律的に実施する必要があり、設計・開発・テストができるだけのスキルセットだけでは簡単に対応できません。本研修ではその主役である開発者が、アジャイル開発ではどう考えどうふるまうべきかを、座学だけではなく演習を通じて体感できる内容となっています。
本研修をきっかけに、役に立つだけではない「楽しく働く」につながる開発者のふるまいを、ぜひご体感ください。
一方で、スクラムマスターやプロダクトオーナー、ステークホルダーの方々には、開発者はこのような考え方でプロダクトに貢献しているのだということの理解促進にもお役立ていただけます。
【講師紹介】
【お客様の声】
・座学部分ではあらためてアジャイルについて理解を深めることができ、演習部分でアジャイルプロジェクトの進行について具体的にイメージすることができた。
・フロー効率とリソース効率の違いについて学び、同時並行的に複数のことを行うより、1点集中の方が成果が出やすいことを身をもって体験できた。
・目的・価値にフォーカスし、それに向かって全員で一丸となって取り組むという開発者のマインドセットをよく理解することができた。
・ED822、ED823は役割別の姉妹コースです
・当コースはED813コースの後続コースとしてもお勧めです