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SPSS「教えて!内田先生」File02

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「教えて!」:

  • 医療に従事しているものです。
    現在研究で2群間に違いや差があるか検定する必要があります。
    しかし、被験者の数が少なく1群で20ケースずつ位しかありません。
    この場合、どうしたらよいのでしょうか?

回答:

  • 2群間での差の検定は、t検定を行う事になります。しかし、この場合は、前提として各群のデータは正規分布している必要があります。
    現在は、頑健性がうたわれており、極端に分布が歪んでいなくてなおかつ1群毎に約30ケース以上あればパラメトリック検定といって正規性を仮定する検定が可能ですが、30ケース満たさない場合は該当しません。

    このような場合は、ノンパラメトリック検定と言って正規性を仮定出来ない場合の検定を行う必要があります。t検定に対応したノンパラメトリック検定は、Mann-Whitney検定になります。
    また、一元配置の分散分析に対応するノンパラメトリック検定は、Kruskal-Wallis検定があります。

    このように多くのノンパラメトリック検定があるのですが、これらを紹介している研修コースとして、「IBM SPSS Statisticsによるノンパラメトリック検定:入門」コースを準備しております。