i-Learning 株式会社アイ・ラーニング
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z/OS パフォーマンスチューニング ~ WLM(Workload Manager)の働きを知ろう

  • コースコードES548
  • IBM Global
    コースコード
    U5ES543G
  • 受講形態
    オンラインもしくは対面
  • 日数3日間
  • 受講時間
    9時30分 ~ 17時00分(昼休憩:45分)
  • 受講料
    396,000円 (税別価格360,000円)

このコースは、パフォーマンス分析担当者が、ワークロードマネージャー(WLM) の操作方法を学べるように、設計されています。 

WLM を使用して、z/OS システムでの WLM とパフォーマンス管理の概念を学習します。 

また、Resource Monitoring Facility(RMF)のレポートの分析方法や、WLM インタラクティブ・システム・プロダクティビティ・ファシリティ (ISPF) アプリケーションを使用した、サービス定義を実装する方法を学習します。 

講義で説明した概念と手法をより理解して頂くために、z/OS ハンズオンラボを使用して演習を実施します。受講者は、独自の z/OS システム演習環境を操作して、SMF、RMF を構成しRMF レポートを分析してボトルネックを見つけ、WLM ダイアログを使用して、z/OS ワークロードを管理するサービス定義の目標や分類ルールをチューニングします。

このコースの内容には、z13以降の最新機能、z/OSMF関連機能の紹介も含みます。

  • 助成金可能性有
  • 機械演習
  • IBM Global

ご希望の日程に合わせた
リクエスト開催も可能

※開催初日の15日前に開催判断を行いますので、お早めにお申し込みをお願いいたします。

開催情報

開催日程・場所

開催日 場所 状況 締切日
10月8日(水) 〜 10月10日(金) オンラインクラス 受付中 9月29日(月)

詳細情報

対象者

z/OS システム プログラマー、パフォーマンス分析担当者、および以下のような方を対象としています。

・z/OS のパフォーマンス目標の設定と、チューニング作業を担当されている方

・SMF、RMFによるパフォーマンスデータ収集機能を学習したい方

・WLMを利用したサービス目標設定、分類規則について学習したい方

前提知識

・「z/OSの構成と機能」(ES207)を修了しているもしくは同等の知識があること

・JES2によるジョブの流れや、ジョブスケジューリング、ページング、スワッピング、ディスパッチ制御、I/Oスケジューリングなど、MVSおよびz/OSの基本的な動作について理解し操作ができる

・システムのワークロード管理におけるWorkload Manager(WLM)の役割とその機能について基礎的な知識があること

・TSOおよびISPFを使用してデータセットの管理やバッチジョブの実行を行った経験があること

学習目標

このコースを修了すると、次のことができるようになります。

・パフォーマンスとチューニングの方法論を説明する

・体系的な z/OS パフォーマンスとチューニングの計画を作成する

・z/OS システムのパフォーマンスに影響を与える可能性のある要因を説明する

・サービス定義のコンポーネントを説明し、ワークロードとサービス レベルおよび分類規則を定義する

・どの z/OS コマンドが WLM 操作に影響を与えるかを説明する

・エンクレーブやアプリケーション環境を含む z/OS の主要な WLM サービスと、それらが DB2、WebSphere、および CICS によってどのように使用されるかを識別する

・共有 LPAR 環境で実行する場合の CPU パフォーマンスを分析する

・RMF および SMF の機能と設備について説明し、 RMF を使用してパフォーマンスのボトルネックを分析する

・Intelligent Resource Director (IRD)、HiperDispatch、z/OSMF Workload Management、および I/O Priority Manager を利用する高度な z/OS 環境について説明する

・WLM ISPF アプリケーションを使用し、z/OSMF Workload Management (WLM) タスクを使用できるようになる

研修の内容

■1日目

・第1章 チューニング方法

 チューニングに関する基本用語について紹介します。

 チューニングプロセスの進め方の概要を説明します。

・第2章 SMFとRMFの活用

 RMFのデータ記録が可能になるよう SMF の機能を初期化し、ログ・ストリームを利用するよう構成する方法を説明します。

 RMF を使用しシステム・パフォーマンス・データを収集する方法を学びます。そして、ポストプロセッサー、RMF Monitor II 

 およびMonitor III のレポート作成セッションなど、様々なレポート作成インターフェースの使用方法を学びます。

・第3章 基本的なシステム・ワークロード管理

 WLMを使用して、サービス目標を設定する方法を学びます。

 WLMダイアログを使用して、サービス定義を作成および変更します。

 RMF MonitorⅠのWorkload Activityレポートで、目標の達成状況を確認する方法を学びます。

・ハンズオン演習

 ① RMF Monitor I を開始し、RMFデータをSMFへ取り込む。

 ② バッチジョブのワークロードを発生させ、MonitorⅠで測定する。

 ③ MonitorⅡ、MonitorⅠのポストプロセッサーでレポートを出力する。


■2日目

・第3章 基本的なシステム・ワークロード管理 続き 

・第4章 WLMコマンド、内部機能、およびサービス

 WLM操作を行うz/OSコマンドについて説明します。

 エンクレーブの概念について学習します。

 WLM管理イニシエーター学習します。

・ハンズオン演習

 ① WLMカップルデータセットを構成する

 ② サービス定義を作成、変更する。

 ③ 分類規則を定義する。

 ④ ワークロードを開始して、RMFでモニターする。


■3日目

・第5章 LPAR管理下でのCPU活用

 PR/SMテクノロジーにおけるLPARの制御について説明します。

 RMF CPU Activityレポート、Partition Dataレポートを出力して、 LPARが受け取るCPCリソースを確認します。

 HiperDispatchを操作して、その効果を確認します。

・第6章 z/OS DASDパフォーマンスに間するトピック

 入出力操作の流れを確認し、DASD応答時間に影響するコンポーネントを確認します。

 RMF DASD Device Activity レポートを確認します。

 EAV、PAVの機能を説明します。

 キャッシュ機能の効果を学習します。

・第7章 プロセッサー記憶域の調整

 仮想記憶域を提供するコンポーネント、機能について学習します。

 RMF VSTORレポートを使用して、仮想アドレススペースをマップします。

 RMFのVirtual Activity レポートを利用して、ページングを確認します。

・ハンズオン演習

 ① MonitorⅢを構成し、レポートを作成する。

 ② RMFの分散データーサーバーを開始して、DDSブラウザーを使用する。

 ③ z/OSMFサーバーを操作する。

重要事項

キャンセル規定
受講開始14日前から受講料の定価(割引前価格)の50%のキャンセル料がかかります。
受講者メールアドレス

□受講者メールアドレスについて
・各クラスとも、電子テキストおよび受講のご案内を、受講者の方のメールアドレス宛てに送付させていただきます。
・お申し込み時に受講者ご本人のメールアドレス入力が必須となります。

テキスト

□テキストについて
・各クラスとも、電子テキスト(PDF)を事前に配布いたします。
ご受講の際には、テキスト閲覧用デバイスをご用意いただくことをお薦めいたします。
・印刷テキストをご希望の方にはお送りさせていただきます。お申し込み時に、送付先ご住所の入力をお願いいたします。
** 印刷テキストは、無償で提供いたします
(有償となる場合は、弊社サイト内でお知らせいたします)
・当コースは演習時などにテキストを参照する頻度が高いため、テキスト閲覧用デバイスをご用意いただくことが難しい場合は、印刷テキスト送付希望をご選択ください。

オンラインクラス

□オンラインクラス
オンラインクラスはZoomで提供いたします。
あらかじめミーティング用Zoomクライアントが導入されたパソコンをご準備ください。
Zoomクライアントが使えない環境の場合、Zoom Webクライアントでご受講いただけます。
オンラインクラス受講ガイド(Zoomでご受講の前に) および オンラインクラス利用条件 をご一読いただき、ご同意の上、お申し込みをお願いいたします。

教室クラス

□教室クラス
開催当日は、教室に電子テキストをダウンロードしたPCをお持ちいただくか、発送された印刷テキストをご持参ください。
研修会場では無線LANサービスを提供いたしますが、ご持参されたデバイスの接続を保証するものではありません。
教室クラス利用条件 をご一読いただき、ご同意の上、お申し込みをお願いいたします。

演習環境

<演習環境事前確認について>
・当研修はインターネットを経由して、演習を行います。
・事前に演習環境へのアクセスをお確かめください。
 IBM製品研修演習環境接続

なお、演習にアクセスできる環境をご準備いただけない場合はお問い合わせください。

備考

□オンラインクラスご参加のお客様で、自宅やオフィス以外の場所でのオンライン受講をご希望の方には iLスクエア をご提供いたします。ぜひご活用ください。

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