2026.08.13

新入社員研修レポートや報告書の書き方を解説【テンプレート付き】

新入社員研修の成果を高めるためには、研修後の振り返りや理解度を確認するレポート・報告書の活用が重要です。しかし、人事担当者や講師の中には、「どのような項目を設ければよいのか」「受講者に何を書いてもらえば理解度を把握できるのか」と悩む人も少なくありません。そのため、目的に応じたフォーマットや書き方のポイントをあらかじめ整理しておくことが大切です。

この記事では、受講者向け・育成担当者向けそれぞれの新入社員研修レポートや報告書の書き方、記載項目、テンプレート、例文について解説します。

<この記事でわかること>

  1. 新入社員研修レポートの種類と目的
    新入社員研修レポートには、新入社員が作成する「研修受講報告書」と、人事担当者や講師が作成する「研修実施報告書」の2種類があります。それぞれの役割や活用目的を解説します。
  2. 新入社員研修レポートの書き方とテンプレート
    受講者向け・人事担当者や講師向けに分けて、新入社員研修レポートの記載項目や書き方のポイント、テンプレート(フォーマット)を紹介します。
  3. 外部ベンダーを活用した新入社員研修レポートの運用方法
    外部ベンダーへ研修を委託するメリットや、受講者レポート・研修実施報告書を活用した研修効果の評価方法を解説します。
令和世代の新入社員育成・定着課題調査2026

新入社員研修レポートの種類と目的

新入社員研修レポートには、受講者が作成する「研修受講報告書」と、人事担当者や講師が作成する「研修実施報告書」の2種類があります。それぞれ対象者や役割が異なるため、目的に応じた内容を記載する必要があります。
2つのレポートの種類と目的は、下記のとおりです。

<新入社員研修レポートの種類と目的>

  • 研修受講報告書:新入社員が研修内容を振り返り、理解度や気づきを整理するために作成するレポート
  • 研修実施報告書:人事担当者・講師が研修の実施状況や成果を記録し、研修効果の検証や次回以降の改善につなげるために活用されるレポート

特に新入社員が作成する研修受講報告書は、学びを整理するだけでなく、資料作成や情報をわかりやすく伝える力を養う機会にもなります。人事担当者や講師は、受講者が読み手を意識しながらレポートを作成できるよう、書き方のポイントも併せて伝えるといいでしょう。

新入社員研修の内容について、詳しくはこちらをご確認ください

新入社員研修の内容は?カリキュラムや設計ポイントを解説

受講者向け:新入社員研修レポートに記入する項目と書き方

新入社員が作成する研修レポート「研修受講報告書」は、研修内容を振り返り、学んだことや今後の業務への活かし方を整理するためのものです。また、上司や人事担当者が理解度や習熟度を把握する資料としても活用されます。
ここでは、受講者向け研修レポートの記載項目や、わかりやすく伝えるための書き方のポイントを解説します。

記入する項目

受講者向けの新入社員研修レポートには、自身の基本情報に加え、研修の目的や要点、感想などを記載します。一般的な記載項目は、下記のとおりです。

<受講者向け新入社員研修レポートの主な記載事項>

  • ・レポートの作成日
  • ・所属部署、氏名
  • ・研修名
  • ・受講日時
  • ・受講場所
  • ・担当講師名
  • ・研修の目的
  • ・研修内容の要点
  • ・受講の感想や所感

書き方のポイント

受講者に新入社員研修レポートを書いてもらう際は、事前に人事担当者や講師が「何を記載してほしいのか」をきちんと伝えることが大切です。
受講者には、あらかじめ下記のような書き方のポイントを伝えるといいでしょう。

<受講者向け:新入社員研修レポートの書き方のポイント>

  • 伝わりやすい文章を意識する:誤字脱字や不自然な表現を避け、社会人として適切な文章を心掛ける。また、感想は「よく理解できた」「楽しかった」だけでなく、数字や具体的なエピソードを交えると伝わりやすくなる
  • 見やすい構成で整理する:必要に応じて見出しや改行、箇条書き、表などを入れて見やすくする
  • 学びや気づきを具体的に振り返る:研修の目的やゴールを意識しつつ、研修で印象に残った内容や、今後の業務で実践したいことを具体的に記載する

さらに、研修テーマに応じた内容を盛り込むよう伝えると、学びや気づきをより具体的に把握できます。下記を参考に、研修内容に合わせた記載を促すこともおすすめです。

<研修テーマごとの記載ポイント>

  • ビジネスマナー研修:名刺交換や電話応対で苦戦した場面、配属後に意識したいマナー
  • コミュニケーション研修:報連相で意識すべきポイント、傾聴や質問力の業務への活かし方
  • ロールプレイ研修:フィードバックで指摘された内容、次回実践するときの目標

受講者向け:新入社員研修レポートのテンプレート(フォーマット)

新入社員研修レポートは、あらかじめフォーマットを用意しておくと、必要事項の記入漏れを防ぎ、振り返りもしやすくなります。受講者向けレポートの基本的なテンプレートと記載例は、下記のとおりです。

受講者向け:新入社員研修レポートのテンプレート(フォーマット)

項目 記載内容
作成日 ◯年◯月◯日
所属・氏名 ◯◯部◯◯課/氏名
研修名 受講した研修名
受講日時 ◯年◯月◯日◯時~◯時
受講場所 会場名またはオンライン
講師 所属・役職・氏名
研修目的 研修で達成すべき目標や学習テーマ
研修内容と理解できたこと 各研修項目の要点と、理解できた内容や印象に残ったこと
例:ビジネスマナー研修では、第一印象を左右するあいさつや身だしなみの重要性を学んだ。特に、名刺交換の手順について理解を深めることができた。
グループワーク・演習の振り返り 協働の様子、自身の発言、フィードバックなど
例:グループワークでは司会役を担当した。意見をまとめる難しさを実感するとともに、積極的に発言を促すことの重要性を学んだ。
研修の感想・所感 学んだことや今後の業務で実践したい行動
例:報連相の重要性を改めて認識した。今後は業務で不明点があった際に一人で抱え込まず、早めに相談することを意識したい。
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人事担当者や講師向け:新入社員研修レポートに記入する項目と書き方

人事担当者や講師が作成する「研修実施報告書」は、研修内容や成果をまとめ、研修効果を検証するための資料です。受講者の理解度や研修運営の課題を可視化し、次回以降の研修改善にも役立ちます。
ここからは、研修実施報告書の記載事項や作成時のポイントを紹介します。

記入する項目

研修実施報告書には、研修の実施状況だけでなく、「アンケートにもとづく受講者の理解度や成果」「今後の改善につながる情報」などを記載することが大切です。下記のような項目を記入するといいでしょう。

<人事担当者や講師が記入する研修実施報告書の項目例>

  • ・報告書の作成日
  • ・所属部署、氏名
  • ・研修名
  • ・開催日時
  • ・開催場所
  • ・参加人数
  • ・研修目的
  • ・研修内容
  • ・受講者アンケート結果
  • ・講師所感
  • ・総括

書き方のポイント

研修実施報告書は、読み手が研修成果や課題を正しく把握できる内容であることが重要です。客観的なデータや具体的な改善策を盛り込み、次回以降の研修改善につながる内容を意識しましょう

<人事担当者や講師向け:新入社員研修レポートの書き方のポイント>

  • 客観的なデータを活用する:アンケートや理解度テスト、受講者レポート提出率などの結果をレポートに反映し、研修効果を客観的に評価する
  • 研修効果を多角的に評価する:意識変化はアンケート、知識定着はテストなど目的に応じて評価方法を使い分ける。定量データと定性データを組み合わせて総合的に分析する
  • 改善点を具体的に記録する:研修内容や運営上で見えてきた課題と必要な改善策を、数値などをもとに具体的に記載する。次年度との比較ができるよう記載形式を統一する

特に改善点は、下記のように課題と改善策を具体的に記載すると、次回の研修計画や運営改善に活かしやすくなります。

<改善点の具体例>

  • ・演習時間が不足していたため、次回はグループワークの時間を30分延長する
  • ・テスト結果から特定テーマの理解度が低かったため、事前学習教材を追加する
  • ・受講者アンケートで質問が多かった内容について、補足資料を作成する

人事担当者や講師向け:新入社員研修レポートのテンプレート(フォーマット)

人事担当者や講師が作成する研修実施報告書は、あらかじめフォーマットを統一しておくと、必要事項の記載漏れを防ぎ、研修効果や改善点を比較・分析しやすくなります。テンプレートと記載例は、下記のとおりです。

人事担当者や講師向け:新入社員研修レポートのテンプレート(フォーマット)

項目 記載内容
報告書作成日 ◯年◯月◯日
作成者 所属・氏名
研修名 実施した研修名
開催日時 ◯年◯月◯日◯時~◯時
開催場所 会場名またはオンライン
講師名 講師の所属・氏名
参加者数 参加人数・欠席人数
研修目的 研修の実施目的
研修内容 プログラム概要や時間配分
効果測定結果 アンケート結果、テスト結果、レポート提出率など
研修の結果と効果 目的達成度、意識変化、習得状況
講師所感 受講者の参加状況や運営上の気づき
課題・改善提案 改善点と次回への提案
備考 委託先や費用など

新入社員研修を外部ベンダーに委託すればレポート作成・チェックの手間がない

新入社員研修では、受講者レポートの回収や内容の確認、理解度の評価、フィードバックなど、多くの運営業務が発生します。特にエンジニア向けなど専門性の高い研修では、人事担当者だけでレポート内容を適切に評価することが難しい場合もあります

そのような場合は、新入社員研修を外部ベンダー(研修会社など)へ委託する方法も有効です。研修会社によっては、受講者レポートの作成支援や内容の確認、理解度の評価に加え、研修実施報告書の作成まで対応している場合があります。

外部ベンダーから提出される研修実施報告書には、受講者アンケートや理解度テストの結果、講師所感などがまとめられていることが一般的です。受講者レポートと合わせて確認することで、研修効果を多角的に評価しやすくなります。
また、人事担当者の運営負担を軽減しながら、次回以降の研修改善にも活用できます。

エンジニア職などの新入社員研修について、詳しくはこちらをご確認ください。

新入社員向けIT研修の内容|失敗しないベンダー選定のポイント

新入社員研修を外部委託するならアイ・ラーニング

新入社員研修レポートは、受講者の理解度を確認するだけでなく、研修内容の改善や次回以降の研修品質向上にも役立つ重要な資料です。そのため、それぞれの目的に応じたレポートを作成し、継続的に活用することが大切になります。

エンジニアなどのデジタル人材育成の研修を行う「アイ・ラーニング」では、新入社員向けの体系的な研修プログラムを提供しており、ビジネスマナーからITスキルまで幅広い新入社員研修を提供しています。
また、経験豊富な講師によるサポートに加え、アクティブラーニングなど実践的な学習を取り入れることで、知識だけでなく主体性や協働性、行動力の育成も支援しています

基礎力、主体性、協働力、行動力の関係

基礎力、主体性、協働力、行動力の関係

さらに、1名から参加できる合同研修も用意しており、他社の新入社員と切磋琢磨しながら主体性や協働力を養うことができます。社外同期との交流は視野の拡大やモチベーション向上につながるほか、入社後の不安軽減や早期離職防止にも役立つでしょう。

新入社員研修は、座学だけでは育たない基礎力、主体性、協働力、行動力の育成を重視するアイ・ラーニングをぜひご検討ください。

アイ・ラーニングの新入社員研修について、詳しくはこちらをご確認ください。

新入社員研修・新人研修

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よくある質問

受講者用の新入社員研修レポートの記載項目は?

受講者用の新入社員研修レポートには、所属部署や氏名、研修名、研修日時・場所などの基本情報に加え、研修内容の目的や要点、学んだこと、気づき、今後の業務で実践したい内容などの項目を記載します。研修を振り返るだけでなく、理解度や成長を確認できる内容にすることが大切です。

人事担当者や講師用の新入社員研修レポートの作り方は?

人事担当者や講師が作成する研修実施報告書には、研修内容や参加人数、受講者アンケート結果、講師所感、総括などを記載します。客観的なデータを活用して研修成果を評価するとともに、課題や改善策を具体的に整理し、次回以降の研修改善につなげられる内容にまとめることがポイントです。

外部ベンダーでも新入社員研修のレポートチェックはしてくれますか?

対応内容は外部ベンダー(研修会社など)によって異なりますが、新入社員が作成する研修レポートの作成支援や内容の確認、理解度の評価、委託元への報告まで対応している場合があります。事前に外部ベンダーの対応範囲を確認し、自社の運用に合った研修会社を選ぶことが大切です。

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