メタエンジニアの戯言 : i-Learning アイ・ラーニング

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松林弘治のコラム メタエンジニアのの戯言

 2021年1月14日

vol.34「毎日・毎週コツコツと」の最強さ

メルマガ読者の皆さま、あけましておめでとうございます。

歴史に残る年となった2020年はあっという間に終わり、社会全体で先の見通しの立たない不安感を抱えたまま、2021年に突入してしまいました。ちょうどこの原稿を書いている現在、2回目の緊急事態宣言(1都3県)発出へ、というニュースが流れてきたところです。帰省もやむなくとりやめ、外出は近所での買い物程度、基本は自宅に籠る毎日です。そういえば初詣もまだ行っていません。

年内に終わらせるはずだった某仕事は、案の定(?)年をまたいでしまい、2020年12月37日(=2021年1月6日)にやっと一段落させることができました。いつもの年末年始の過ごし方とは異なり、普通に毎日仕事部屋で原稿やプログラムを書く日々になってしまいました。

「ずっと家に篭って仕事をしている」からといって、起きて食べて仕事して風呂入って寝る、だけの繰り返しではありません。どんなに仕事が忙しくても、絶対に時間を確保してやっていることがあります。むしろ中毒のようなものですが(笑)

テニスボールスポーツは、下手の横好きですが、テニスを長年やっています。ここ数年は週2回~3回は必ずやるようにしています。ただダラダラとコート上で動くだけではなくて、自分たちのプレーを録画して確認したり、いろんな解説本や解説動画を参考に直していったりと、毎週毎週の積み重ねで上達を実感できるのは楽しいひとときです。

あと、仕事とは直接関係ないコードを読んだり書いたりすることも、毎日続けていることのひとつです。今まで使ったことのないプログラミング言語であったり、開発フレームワークであったり、あるいは日々の提携作業を自動化するコードを書いたり。昔のように徹夜してコードを書くことは体力的にキツくなってきましたが(笑)、どんな瑣末なレベルであってもコードを書くという行為、現在進行形の技術を追いかける姿勢は途切らせないよう、常に気をつけています。

趣味でいうと、「可能な限り毎日車のエンジンに火を入れて走らせてあげる」とか、「毎日最低30分間は大音量でレコードをかけて音楽に没頭する」とか、「毎日娘と音楽に関する(マニアックな)話をして楽しむ」とか、「最低でも1週間に1冊は新しい本を読み終わる」とか。こういったことも、気づけばかれこれ20年以上続けてきたことになります。

これだけ長く続けていると、積み重ねることで得た知見であったり、より多面的・俯瞰的に捉えられるようになった自覚であったり、そういった自らの成長を実感できるのが楽しくなってきます。「継続は力なり」「涓滴岩を穿つ」「細き流れも大河となる」「塵も積もれば山となる」など、耳タコな格言の意味が、多少なりとも身に染みて分かってきた気がしています。まだまだ精進が必要ですが…

変化が必要とされる、むしろ変化を余儀なくされる時代だからこそ、その根底にある「変わらない・変えない」ものごとや考え方・価値観の重要性も逆に増していると思うのです。幸い、2020年も楽しく充実した仕事を行えましたが、変化と普遍、試行錯誤と継続、といった対立概念の両者をうまく取り込みながら、2021年も好奇心と向上心を忘れずに充実した仕事ができる よう活動していきたいと思います。

さて、娘はというと、毎日欠かさずお気に入りのYouTube動画を閲覧するのに余念がないようです… と、さすがにそれだけではなくて、知り合いのプロミュージシャンから教えてもらったドラム練習パターンの紙を枕元に貼って、寝る前にスティックで練習しているようです。5年後、10年後にも続けてくれているといいのですが…

松林 弘治 / リズマニング代表
大阪大学大学院基礎工学研究科博士前期過程修了、博士後期課程中退。龍谷大学理工学部助手、レッドハット、ヴァインカーブを経て2014年12月より現職。コンサルティング、カスタムシステムの開発・構築、オープンソースに関する研究開発、書籍・原稿の執筆などを行う。Vine Linuxの開発団体Project Vine 副代表(2001年〜)。写真アプリ「インスタグラム」の日本語化に貢献。鮮文大学グローバルソフトウェア学科客員教授、株式会社アーテックの社外技術顧問を歴任。デジタルハリウッド大学院講義のゲスト講師も務める。著書に「子どもを億万長者にしたければプログラミングの基礎を教えなさい」(KADOKAWA)、「プログラミングは最強のビジネススキルである」(KADOKAWA)、「シン・デジタル教育」(かんき出版)など多数。