2017年に企業による実証実験から実システムへの適用、およびソフトウェアへのAI機能の組み込みが進んだAI市場は、2018年以降、金融などでのリスク検出/分析、サービス業などでの自動顧客サービスへのAI適用へと、更に急速に市場を拡大し続けています。
今後もその勢いは衰えず、IDCでは2017年〜2022年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は60.7%で成長し、2022年には2,947億5,400万円の規模になると予測しています。
【引用】 IDC Japan株式会社 - プレスリリース「国内コグニティブ/AIシステム市場予測を発表」(2018/5/14)
日々、新たなサービスが登場し、日常で触れる機会が多くなったAIですが、その背景には各クラウド・ベンダーが提供する豊富なAIツールやサービスの存在があります。企業は、こうしたクラウドサービスを利用することで、データさえあればAIシステムを1から開発することなく、スピーディーに構築することが可能になるのです。その一方で、AIの仕組みやアルゴリズムを正しく理解して自社の業務に最適なモデルやAIツールを選定して使いこなすだけのスキルを備えた人財はまだまだ不足しており、その育成が急務の課題となっています。