オンライン研修での「学び」について
早くも師走ですね。この3年というもの一年が本当にあっという間で、なぜかと振り返ってみると、研修の形態が大きく変わり、その対応に追われていたことが要因です。
弊社も含め、既存の対面研修がオンライン研修に切り替わり、一部ではe-ラーニングなどの録画学習を取り入れる会社様が増えました。
私はと言えば、2年前までは対面研修しか実施したことがなく、オンライン研修については全く想像もできないレベル。しかしそんなことも言ってもいられず zoom だ teams だと使っているうちに、だんだんと資料の見せ方や、受講者の方たちの反応をコメントで確認する、グループ機能を使ってオンラインでありながらグループワークも実施してもらう、など、オンライン研修のデリバリー技術については成長したな!と感じています。
そもそもYouTube等の動画には興味がなかった私。今や定期的に視聴し、その「伝える」能力を研修に応用させてもらっています。
さて、そんなオンライン研修、どのくらい増えたと思いますか?
そして、今後研修をオンラインに置き換えていきたいという企業はなんと9割にものぼります。
企業にとってオンライン化することのメリットとして、会場に行く時間や交通費の削減、スケジュール調整のしやすさ、情報共有のしやすさなどが挙げられています。
ただし、当然ながらデメリットも。
「一方的に聞くだけ等、受け身になりやすかった」「受講者同士の交流機会が不足、受講者同士で関係性が構築できなかった」「チームで何かを作り上げることが難しかった」などが挙がりました。
当初は対面研修をオンライン研修に移行することに時間を費やしていましたが、すでにその段階は過ぎ、今後は対面やオンラインが持つそれぞれの特徴を生かした研修を作っていく時期だと実感しています。
話は変わりますが、先日の研修で自己紹介をしていたところ、なぜIT業界に入ったのか?とチャットでご質問をいただきました。気軽にその場で質問でき、皆と瞬時に共有できるチャットの便利さは対面にはない良さだな、と感じた次第です。
(ちなみに…年代がばれてしまいますが、IT業界に入った理由としては、その当時「ファジー」「AI」という言葉が流行っていて興味をもったことからです。入社直後はAIとはあまり関係のない金融系SEとして為替トレーダー向けアプリ開発担当でした…)
今や、オンライン研修は対面研修の代わりではなく、オンラインならではの研修方法を考案し研修全体のイノベーションへつなげていく必要があると思っています。今後も試行錯誤しながら、より効果が得られ、聞きやすくわかりやすい講義にしていくために、様々な工夫をしてまいります。
まだまだ寒い時期が続きますが、みなさま良いお年をお迎えください。