データ分析を行うにあたり、必要となる統計的な考え方をStatisticsを使用しながら習得して頂けます。 はじめに、データのエラーチェックをオプションのIBM SPSS Data Preparationを使用して行います。 つぎに、クリーニングされたデータを使用し分析を行う際に把握すべきデータの特徴について、統計用語の説明を交えながら紹介します。Statisticsを使った分析の目的は、分析の対象となる集団(母集団)の傾向を知ることです。その考え方を理解し、データの性質に合わせて統計的なデータ(2変量)間の関係性を調べる手順と結果の解釈の仕方を習得します。 使用する手法は、カイ2乗検定、相関、t検定です。
Statisticsでデータ分析を行いたい方
以下のコースを受講された方、もしくは同程度の知識をお持ちの方
・IBM SPSS Statistics操作入門(SSXY8)
Statisticsによる統計の基礎を学習する
1. データのエラーチェックの方法
2. 1変量の要約統計量(中心傾向と散らばりの統計量)の理解
3. 2変量の関係性(カイ2乗検定、相関、t検定)の理解
●1日目
1. 研究計画の基本
・研究の目標と目的
・母集団と標本
・独立変数と従属変数
・測定の尺度
・標本抽出
2. データのエラーチェック(オプション:IBM SPSS Data Preparationを使用)
3. 中心傾向と散らばり
・最頻値、中央値、平均値
・最大値、最小値、範囲、四分位範囲、分散、標準偏差
4. データの要約
・名義尺度の記述統計
・順序尺度の記述統計
・スケールデータの記述統計
5. 標本に基づく母集団の推定-仮説検定
・正規分布
・標準化得点
・母平均の区間推定
・仮説検定の考え方
・統計的な過誤
●2日目
6. データの分布
・ヒストグラム
・歪度と尖度
・幹葉図
・箱ひげ図
7. 質的データ間の関係性:カイ2乗検定
・クロス集計表
・クラスタ棒グラフ
・カイ2乗検定
8. 量的データ間の関係性:相関
・散布図
・Pearsonの相関
・Spermanの相関
9. 質的データと量的データ間の関係性:t検定
・平均値の比較(表と箱ひげ図)
・対応のないt検定
・Mann-Whitney(マンホイットニー)の検定
・対応のある検定
日数 | 2日間 |
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受講時間 | 9時30分 ~ 17時00分(昼休憩:45分) |
受講料 | 165,000円 (税別価格150,000円) |
キャンセル規定 | 受講開始14日前から受講料の定価(割引前価格)の50%のキャンセル料がかかります。 |
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その他 | ※教室クラスをご受講の場合 |
□テキストについて
・各クラスとも、電子テキスト(PDF)を事前に配布いたします。
ご受講の際には、テキスト閲覧用デバイスをご用意いただくことをお薦めいたします。
・印刷テキストをご希望の方にはお送りさせていただきます。お申し込み時に、送付先ご住所の入力をお願いいたします。
** 印刷テキストは、無償で提供いたします
(有償となる場合は、弊社サイト内でお知らせいたします)
・当コースは演習時などにテキストを参照する頻度が高いため、テキスト閲覧用デバイスをご用意いただくことが難しい場合は、印刷テキスト送付希望をご選択ください。
□受講者メールアドレスについて
・各クラスとも、電子テキストおよび受講のご案内を、受講者の方のメールアドレス宛てに送付させていただきます。
・お申し込み時に受講者ご本人のメールアドレス入力が必須となります。
□オンラインクラス
オンラインクラスはZoomで提供いたします。
あらかじめミーティング用Zoomクライアントが導入されたパソコンをご準備ください。
Zoomクライアントが使えない環境の場合、Zoom Webクライアントでご受講いただけます。
オンラインクラス受講ガイド(Zoomでご受講の前に) および オンラインクラス利用条件 をご一読いただき、ご同意の上、お申し込みをお願いいたします。
□IBM SPSS Statisticsオンラインクラスをご受講の場合
ご受講には、IBM SPSS Statisticsが導入されているパソコンをご準備ください。
□教室クラス
開催当日は、教室に電子テキストをダウンロードしたPCをお持ちいただくか、発送された印刷テキストをご持参ください。
研修会場では無線LANサービスを提供いたしますが、ご持参されたデバイスの接続を保証するものではありません。
教室クラス利用条件 をご一読いただき、ご同意の上、お申し込みをお願いいたします。
□オンラインクラスご参加のお客様で、自宅やオフィス以外の場所でのオンライン受講をご希望の方には iLスクエア をご提供いたします。ぜひご活用ください。
※Statisticsの分散分析や多変量解析コースをご受講頂く際の前提条件コースとなっています。
◆◆お客様の声◆◆
◆統計、SPSSに対する予備知識があまりない中でもコースの内容は非常に理解できました。また講師の方の説明も丁寧であり、ペースもよく進めていただき、理解の助けともなりました。
◆SPSSの画面の図も交えながら、詳しく書かれているテキストなので、後で見返すときも思い出しやすいと思う。
◆統計の基礎知識をとりあえず頭に入れられたので、業務でそのような話になったときに入りやすいと思う。