このコースでは、Linuxのネットワーク環境に接続するための設定と、クライアントサーバ管理の基礎を紹介します。
このコースは、単純にLinuxの設定方法だけを紹介するコースではありません。
ネットワークやサーバソフトウェアは、設定するだけであれば手順書を見れば誰でもできます。
しかし、「要望に合わせて環境を構築ができそうかできなさそうか判断する」「トラブル発生時に問題点を切り分ける」
「別のサーバ技術を学習する」などを行おうとすると、とたんに難しく感じことがあるでしょう。
それは、
・今作業を行っている機能はTCP/IPのどの部分なのか
・通信プロトコルとはなんなのか
・通信プロトコルが標準化されているメリットはなんなのか
・どのサーバにもある「サーバの基本機能」はなんなのか
などの基本概念をあいまいにしているからです。
このコースでは、Linuxのネットワーク関連の具体的な設定方法やコマンドの操作方法とともに、
そういった概念も含めて紹介します。
・Linuxの基本操作を行なうことができ、これからシステム管理者を目指す方
・導入後のシステムの維持・運用をされる方
・以下のコースを受講されたか同等の知識をお持ちの方
- LA100 Linux入門
- LA200 Linuxシステム管理
・Linuxの一般ユーザレベルの操作ができ、Linuxのサービスの仕組みを理解している方
当コースを修了した時点で、次のことができることを目標とします。
1.IPアドレス・サブネットマスク値・デフォルトゲートウェイを設定できる
2.ルーティングテーブルの確認・経路を登録できる
3.クライアントサーバモデルの概念を理解できる
4.常時起動型サーバの基本的な運用管理ができる
5.間接起動型サーバの基本的な運用管理ができる
6.SSHサーバを管理できる
7.NFSサーバを構築・管理できる
8.ネットワークに関する設定・機能とTCP/IPの関係を理解できる
1.TCP/IPの概要
・TCP/IPとは
・プロトコルとは
・Linux管理者が必要とするTCP/IPの基本
2.IPネットワークへのシステムの接続
・ネットワークインターフェース層の役割
・IPアドレス・ネットマスク値の設定
・ネットワークサービスの管理
・デフォルトゲートウェイの設定
・診断コマンド
3.ホスト名と名前解決
・ホスト名の設定
・ホスト名の名前解決の概念
・ローカルファイルを使用したホスト名の名前解決
・DNSを使用したホスト名の名前解決
4.ルーティング
・ルーティング概要
・ルーティングの設定
・Linuxシステムのルータ化
・診断コマンド
5.クライアントサーバモデル
・クライアントサーバモデルとは
・トランスポート層の役割
・ポート番号
・アプリケーション層の役割
・クライアントサーバモデルの処理の流れ
・クライアントサーバモデルが成立するために必要な条件
・サーバの起動・停止
・診断コマンド
6.間接起動型サーバの管理
・xinetd
7.常時起動型サーバ
・SSH
8.ネットワークトラブルシューティング基礎
・ネットワークトラブルシューティングの基本
・問題箇所の切り分け
・Ethernetの通信
9.iptables(付録)
・iptables概要
・iptablesのルール登録コマンド
・iptablesの設定ファイルへのルールの保存
日数 | 2日間 |
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受講時間 | 9時30分 ~ 18時00分(昼休憩:60分) |
受講料 | 83,600円 (税別価格76,000円) |
キャンセル規定 | 受講開始11営業日前から受講料(購入価格)の50%のキャンセル料がかかります。 また、受講開始2営業日前から受講料(購入価格)の100%のキャンセル料がかかります。 |
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その他 | 【重要】キャンセル規定 |