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Dr.アイの悩み相談室 file12

file12:己を知り、相手を知れば怖くない!

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相談者:夜も眠れない企画部リーダー

  • とにかく、話が合わないんです。私は、こないだ大きな組織変更があって企画部へ異動したんですが、性格も行動パターンも全然違う人達ばかりで、さながら動物園のようです。今回リーダーになったので気合を入れて接しているのですが、指示を出す度に話が噛み合わず、吠え合ってます。日に日に嫌な面ばかり見えてきて、仕事の効率も悪く、イライラのストレスで爆発しそうです。このままでは私の評価も下がりそうで、夜も眠れません。私の接し方がいけないのでしょうか?


    先生、何か良いアドバイスをお願いします。

回答者:Dr.アイ

  • 夜も眠れない企画部リーダーさん、毎日吠え合っていて、さぞかしお疲れだと思います。自分のやり方や接し方が悪いのかと悩んでしまうその気持ち、よくわかります。さらに、嫌な面ばかり見てしまって、悪循環になってしまっている状況、お察しします。


    まるで動物園のよう、とのことですが、動物園の飼育員は、肉食の凶暴な動物から穏やかな動物の担当に変わってもうまく扱っていますよね。それはなぜでしょうか。動物の飼育員は毎日飼育日記をつけて、行動パターンを把握し、それに対応した扱いをしています。もちろん、人は動物のようにはいきませんが、実はそこにヒントがあるのです。


    自分自身や相手を知る
    自分も相手も居心地のよい環境・行動パターンが存在します。細かく分析してみんなで決めるのが好きな人や、逆に直感を大事にして自分で決めるのが好きな人もいます。
    それは、どちらがいい悪いという問題ではなく、本人が落ち着く(ストレスが少ない)環境というのが必ず存在するということです。それを客観的に分析してみると、違いが分かってきます。自分がよかれと思っていた行動パターンが、逆に相手にとってはストレスになることもありえます。


    ライオンに噛まれない餌のあげ方があるように、相手の行動パターンを理解して、接するだけで、吠えられたり噛まれたりする確率が減るわけです。相手のストレスや自分のストレスを減らす方向で行動することで、お互いのストレスが大幅に減り、人間関係も大きく改善していくと思います。


    短所の裏に長所あり
    それぞれの行動パターンには必ず長所と短所があります。ついつい偏見で悪いところばかり見てしまいがちですが、相手に対する苦手意識を無くして客観的に見られるようになると、必ずいいところも見えてきます。企画部リーダーさんは、嫌なところばかり見えてしまうとのことですが、ちょっと視点を変えて見るだけで、見え方が変わってくるはずです。例えば、理屈っぽいと思った人は分析の仕事が得意だったり、大雑把と思った人は急ぎの仕事に向いているのかもしれません。そのように、長所・短所の違いをしっかり理解し、適切に対応するだけで、仕事の効率も間違いなく上がるはずです。


    自分や相手を知る方法
    自分や相手の行動パターンやスタイルを理解するのは、難しいように感じると思います。しかし、それを簡単に見つけられる研修コースがあります。


    このコースでは、人間の基本的な言動パターンとその違いについて理解ができるようになっています。その上で、自分のスタイルを知り、他人との違いを理解することで、他人に対する苦手意識を取り除き、人間関係を改善してけるというものです。
    研修の中で、周りの人からどう見られているのかアンケートを取りますが、面白いことに、参加したほとんどの人が、自分が思っている自分と他人から見られた自分にギャップがあります。皆さんビックリされるのですが、自分も含めてどんな行動パターンを取るのが本来心地よいのかを知ることで、間違いなく他人との対応やコミュニケーションが改善していきます。
    企画部リーダーさんのように、反りが合わず話すのが苦手な部下がいる 、なかなか意思や感情が伝わらない人がいる、よかれと思って話したことで反感を買ったことがある、そんな経験をお持ちの方にお勧めできるコースです。


    動物園で怖い怖いといいながら怯えてしまうのか、いろんな動物がいるなぁと対話を楽しむのか、それはあなた次第です。会社を楽しくするために、その一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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